結論:AIにESを書かせる前に、材料整理に使う
「ESを書き始めないといけないけど、そもそも何を書けばいいか分からない」と感じる大学生は多いと思います。
特に3年生で初めて就活を意識し始めた段階だと、自己PR、ガクチカ、志望動機という言葉だけで少し重く感じます。
ESを書き始める前に一番大事なのは、きれいな文章を作ることではなく、自分の経験を整理することです。
ChatGPTは、自己PRやガクチカの完成文を作らせるより、自分の強み、経験の深掘り、志望動機の方向性、面接で聞かれそうな質問を整理するために使う方が安全です。
特に3年生で、これからESを書き始める段階なら、AIはかなり使えます。
この記事で大事にしたいのは、AIに立派な経験を作らせることではありません。
アルバイト、サークル、授業、ゼミ、インターン、個人開発など、すでに自分が経験してきたことを整理し、その中にある工夫や学びを見つけることです。
読者自身の体験は、本人にとっては普通に感じても、企業側から見ると十分に価値のある材料になることがあります。AIは、その体験を言語化するための壁打ち相手として使うのが向いています。
この記事では、ESを書いたことがない人でも始めやすいように、ChatGPTで経験を整理する手順と、そのまま使えるプロンプトを紹介します。
この記事はこんな人向け
- まだESを書いたことがない大学3年生
- 自己PRやガクチカに書ける経験が思いつかない
- アルバイト、サークル、授業、インターンの経験を整理したい
- ChatGPTでESを作るのではなく、考える材料を増やしたい
- 面接で深掘りされても答えられる内容にしたい
ES本文を丸投げしない方がいい理由
最初からAIに「自己PRを書いて」と頼むと、読みやすい文章は出てきます。
ただ、その文章はどこかで見たような内容になりやすいです。
- ありきたりな強みになる
- 自分の経験ではない内容が混ざる
- 面接で深掘りされたときに答えられない
- 企業に合わせた理由が弱くなる
ESで大事なのは、文章のきれいさだけではありません。自分が何を経験し、どう考え、何を学んだかを説明できることです。
材料になる経験
自己PRやガクチカの材料は、特別な実績だけではありません。
たとえば、次のような経験も十分に材料になります。
- アルバイト
- サークル
- ゼミ
- 授業
- インターン
- 個人開発
- 資格勉強
- チーム活動
重要なのは、経験の大きさよりも、その中で自分がどう動いたかです。
「全国大会で優勝した」「起業した」のような大きな実績がなくても問題ありません。
アルバイトで後輩に教えたこと、サークルで人間関係を調整したこと、授業で苦手分野を克服したこと、インターンや個人開発で試行錯誤したことも、深掘りすれば十分に自己PRやガクチカの材料になります。
AIで整理するとよいこと
ESを書く前に、ChatGPTへ整理してもらうとよいのは次の5つです。
- 自分の強み
- 経験の深掘り
- ガクチカの構成
- 志望動機の方向性
- 面接で聞かれそうな質問
完成文を作るのではなく、面接で話せる材料を増やすイメージです。
そのまま使えるプロンプト
自分の強みを整理する
```
就活の自己PRを書く前に、自分の強みを整理したいです。
以下の経験から、強みとして使えそうな要素を複数出してください。
ただし、経験していないことは追加しないでください。
【経験】
・アルバイト:
・サークル:
・ゼミ:
・授業:
・インターン:
・個人開発:
【出してほしいもの】
・強み候補
・その強みの根拠になる経験
・自己PRに使うなら足りない情報
```
経験を深掘りする
```
以下の経験を、ガクチカや自己PRで使えるように深掘りしてください。
文章を完成させるのではなく、質問形式で掘り下げてください。
この経験を大げさに見せるのではなく、実際に自分が考えたこと・工夫したこと・学んだことを引き出す方向でお願いします。
【経験】
ここに経験を書く
【深掘りしてほしい観点】
・なぜ取り組んだのか
・どんな課題があったのか
・自分は何を工夫したのか
・周囲とどう関わったのか
・結果として何が変わったのか
・そこから何を学んだのか
```
ガクチカの構成を作る
```
以下の経験をもとに、ガクチカの構成案を作ってください。
本文は書かず、各段落で何を書くべきかだけ整理してください。
【経験】
ここに経験を書く
【構成】
1. 結論
2. 取り組んだ背景
3. 課題
4. 工夫したこと
5. 結果
6. 学び
7. 企業でどう活かせるか
```
志望動機の方向性を整理する
```
以下の情報をもとに、志望動機の方向性を整理してください。
完成文は書かず、どの要素をつなげるとよいかを提案してください。
【自分の経験】
ここに経験を書く
【興味のある業界・企業】
ここに業界や企業を書く
【大事にしたい価値観】
ここに価値観を書く
【出してほしいもの】
・志望動機で使えそうな軸
・自分の経験と企業のつなげ方
・弱い部分や追加で調べるべき情報
```
面接で聞かれそうな質問を出す
```
以下の自己PRまたはガクチカを読んで、面接で深掘りされそうな質問を出してください。
厳しめの質問も含めてください。
【文章】
ここに自己PRやガクチカの下書きを貼る
【出してほしいもの】
・基本的な確認質問
・深掘り質問
・弱点を突く質問
・答える前に整理すべきポイント
```
最後は自分の言葉に戻す
AIで整理した内容をそのままESに貼るのはおすすめしません。
最後は必ず、自分が面接で話せる言葉に戻します。
声に出して読んだときに違和感がある文章は、まだ自分の言葉になっていません。
注意点
AIらしい文章は、読みやすい一方で個性が薄くなりがちです。自分だけのエピソード、失敗、工夫、数字を入れることで説得力が出ます。
AIはESを代わりに書く道具ではなく、自分の経験を整理する壁打ち相手として使うのが安全です。
まとめ
ESを書き始める前にAIを使うなら、完成文を作らせるより、材料整理に使うのがおすすめです。
アルバイト、サークル、授業、ゼミ、インターン、個人開発などの経験をAIに整理してもらうと、自分では普通だと思っていた体験の中から、強みや学びを見つけやすくなります。
最後は必ず自分の言葉に戻し、面接で聞かれても説明できる内容に整えることが大切です。